一般の病院とその他の病院では、違いがあります。一般病院は、医療法人・社会福祉法人・公益法人が運営している病院で、半数以上が医療法人に属しています。特徴としては、病院の開設者によって、福利厚生や、教育などが異なります。
また、地域により密着し、患者さん一人ひとりとコミュニケーションをとりながら看護したい看護師にお勧めです。一方大学病院は、通常の病院の業務に加え、研究・教育機関としての役割も担っています。教育や研究が充実しており、教える側の教育も行っていて、高レベルで学び続けられます。
最先端医療、難病治療など様々な症例を経験することで、幅広いステップアップが望めます。医師の研修にも力を入れており、医療技術の向上も兼ねて、採血や点滴などの医療処置も研修医が行います。その為、手技が身につけにくい部分もあります。
その他にも、公立病院と呼ばれるものもあります。〇〇県立病院・〇〇私立病院などの名称の病院で、この病院で働く看護師は、病院の看護師であり、県や市の職員でもあります。公務員でもある為、福利厚生もしっかりしています。また、住民に寄り添った、地域に密着した看護が可能になっています。
公的病院と言われる、独立行政法人の病院もあり、日本赤十字や済生会などを言います。元々は生活が苦しい人の救済や、災害救護など、人を救うために作られた組織で、今もその精神が受け継がれています。特徴はグループ病院が多いので、福利厚生の面でも、充実しています。
同じ病院でも、それぞれ特徴があります。看護師として働く際には、このような特徴やメリットとデメリットを知った上で、病院を選ぶことが大切です。